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有料の音声入力ツールおすすめ8選 無料版に満足できなかった人へ【2026年10月】

記載の料金・仕様はこの日に公式サイトで確認したものです(検証ポリシー)

用途別の結論(公式の仕様から)

年払いの安さを重視する
Hanaseru(日本語専用)かWispr Flow
音声を端末外に出さない処理を選びたい
ローカルモデルを選べるsuperwhisper(年払いで月約$7.08)
翻訳や文章の手直しまで声で済ませたい
Typeless(年払い月$12)
Macで、買い切りで完結させたい
VoiceInk($25〜、Apple Silicon搭載Mac)
Windowsで買い切りにしたい
superwhisperの買い切りプラン($249.99)
会議を録って文字にしたい
Notta(音声入力とは別用途の議事録ツール)

Hanaseruは公式サイトのUSD表示で年払い月$6.25(約1,000円)、Wispr Flowは日本からだと円建てで年払い月960円相当になり、円で比べるとほぼ同じ水準です。

目次13項目
  1. 有料ツール8選
  2. 1. Hanaseru — 年払い月$6.25の日本語専用ツール
  3. 2. superwhisper — ローカル処理と買い切りを選べる
  4. 3. Aqua Voice — 年払い月$8で、PCとスマホを1契約で
  5. 4. Typeless — 整形・翻訳・編集まで声で
  6. 5. Wispr Flow — 日本からは円建て。PCとスマホで使える
  7. 6. Willow Voice — 無料版でも軽量モデルは無制限
  8. 7. VoiceInk — 買い切りで、標準は端末内処理
  9. 8. Notta — 用途が違う「議事録・文字起こし」ツール
  10. なぜ今、こんなにツールが増えているのか
  11. 選び方のポイント
  12. まとめ
  13. よくある質問

無料の音声入力機能を試して満足できなかった人、あるいは最初から本格的に使うつもりの人向けに、課金して使う候補になる音声入力ツール8選を整理しました。サブスク型は公式サイトのUSD表示で年払い時の月額が安い順に並べ、買い切りのVoiceInkと、用途の違う議事録ツールのNottaはそのあとにまとめています。

有料ツール8選

有料ツール8選
# ツール 年払い時の月額/月払い 対応OS 主な特徴(公式の説明)
1 Hanaseru $6.25(約1,000円)/$7.49 Win / Mac(Apple Silicon) 日本語専用設計。同音異義語の文脈補正、ユーザー辞書
2 superwhisper 約$7.08(約1,133円)/$8.49。買い切り$249.99も Mac / Win / iPhone / Android ローカルモデルとクラウドモデルを切り替えられる
3 Aqua Voice $8(約1,280円)/$10 Mac / Win / iPhone / Android 自社モデルAvalon。1契約で全端末
4 Typeless $12(約1,920円)/$30 Mac / Win / Linux / iOS / Android 話し言葉の整形に加え、翻訳・音声での編集
5 Wispr Flow $12/$15(米ドル表示)。日本からは円建てで年払い月960円相当・月払い1,200円 Mac / Win / iPhone / Android どのアプリでも入力。会議メモ機能つき
6 Willow Voice $12(約1,920円)/$15 Mac / Win / iPhone 無料版でも軽量モデルは無制限
7 VoiceInk 買い切り$25〜$49(約4,000〜7,840円) Mac(Apple Silicon)。iPhone/iPad版はベータ 文字起こしは標準で端末内。オープンソース
8 Notta ¥1,185/¥1,980(Web版・税込) Web / iOS / Android / Win・Mac(有料プラン) 会議の録音・文字起こし・AI要約(音声入力とは別用途)

※料金は2026年10月15日に各公式サイトで確認したもの。円換算は1USD=160円(2026年10月時点の目安)。実際の請求額はカード会社の為替レートと海外事務手数料で変わります。Wispr Flowの円建て価格は日本から申し込む場合の表示額です。表の価格は各公式サイトでWeb決済した場合のもので、iPhone・Androidのアプリ内課金は価格が異なる場合があります(例:2026年10月時点の日本のApp Storeでは、Aqua Voice Proが¥2,000・Pro(年額)が¥20,000、superwhisperはPro Monthly ¥1,200・Pro Annual ¥12,000・Pro Lifetime ¥40,000)。

1. Hanaseru — 年払い月$6.25の日本語専用ツール

年払いで月$6.25(年$74.99≒約12,000円、「2ヶ月分無料」と表示)、月払いなら$7.49(約1,198円)です。公式サイトのUSD表示で比べると、本記事の8ツールの中で年払い時の月額が最も低い価格です(日本からは円建てになるWispr Flowは5章を参照)。円で払う場合は、決済代行のStripeが決済日のレートで換算します。

公式FAQは「日本語専用の設計で、多言語には対応しない」と説明しています。機能ページで挙げているのは、同音異義語の文脈補正(例:「ご検討」と「ご健闘」)、句読点・改行の自動補完、「えーと」「あのー」の除去、「マル」「カイギョウ」などの音声コマンドで、VS Code・Cursor・ターミナルにも入力できるとしています。誤変換しやすい語を登録できるユーザー辞書もあり、入力された文章を手で直すとその語の組が自動で辞書に登録されます(プライバシーポリシーの2026年10月の追記)。

運営はSoftstudio co.ltd.(株式会社ソフトスタジオ、広島市)。14日間の無料トライアルがあり、クレジットカードは不要で、終了後に自動で課金されることはありません。処理はクラウドで、プライバシーポリシーによると音声はDeepgramまたはGroqが認識し、整文にはAnthropic(Claude)またはGoogle(Gemini)のAPIを使います。音声は保存せず学習にも使わない一方、認識したテキストは品質改善のため最大30日間一時保存されます。

向いている人:日本語だけで使う前提で、年払いの安さと日本語向けの補正機能を重視する人。

向いていない人:英語など他の言語も音声入力したい人、iPhone・Androidでも使いたい人(スマホ版の案内なし)、Intel Macの人(動作環境の記載はApple Silicon搭載Macのみ)。

2. superwhisper — ローカル処理と買い切りを選べる

月払い$8.49(約1,358円)、年払い$84.99(月約$7.08≒約1,133円)、買い切り$249.99(約40,000円)。公式の料金ドキュメントによると、どのプランも機能は同じで支払い方法が違うだけです。Proライセンス1つでMac・Windows・iPhone・Androidの端末に使えます。

特徴は、端末内で動くローカルモデルとクラウドモデルを選べる点です。公式ドキュメントは、ローカルモデルを使えば語彙を含めてデータが端末外に出ないと説明しています。2026年8月26日の更新(v2.18.2)でmacOSのローカルWhisperモデルがすべて無料になり、Pro機能は3,000語分を無料で試せます。日本語は、ローカルモデルのCohere Transcribe(Pro)が対応言語に日本語を明記しており、iPhoneには日本語用のParakeet Japaneseモデルがあります。ただし公式FAQは、ローカルモデルがよく動くのはApple Silicon搭載Macで、Intel Macにはクラウドモデルを勧めています。

運営会社は利用規約上SuperUltra, Inc.です。動作環境はmacOS 14以降、Windows 10/11、iOS 26以降、Android 13以降(スマホのみ)。学生・教職員は事前申請で40%オフ、公式サイトで購入した場合は初回購入から30日以内なら返金を受け付けています。日本のApp Store(iPhone版)の評価は4.3(193件、2026年10月時点)です。

向いている人:音声を端末外に出さずに処理したい人、サブスクではなく買い切りも選びたい人。

向いていない人:Intel Macでローカル処理を使いたい人(公式はクラウドモデルを推奨)、iOS 26より前のiPhoneを使っている人。

3. Aqua Voice — 年払い月$8で、PCとスマホを1契約で

年払いで月$8(年$96≒約15,360円)、月払いなら$10(約1,600円)。上位プランのMax(年払い月$24・月払い$30)には、話しながら文字が出るリアルタイムモードなどが付きます。1つのサブスクで全プラットフォームを使えると公式は説明しており、2026年10月6日にAndroid版を公開して、Mac・Windows・iPhone・Androidに対応しました。無料で使えるのは累計1,000語分で、補充はありません(公式の比較ページ)。

音声認識は自社開発のAvalonモデルで、処理はクラウドです(Mac・Windows版はオフラインモードなし、Android版も文字起こしはサーバーで行うためインターネット接続が必要)。人名・専門用語のカスタム辞書、選んだ文章を声の指示で書き直すEdit Modeがあります。2026年10月6日の公式changelogでは、日本語の音声入力の誤りを33%減らし、辞書登録した語を発音で認識するよう改善したと発表しています(比較の基準は示されていません)。また、iPhoneアプリのApp Store説明文では、文字が出始めるまで50ミリ秒未満、確定まで約450ミリ秒としています。

2023年設立、Y Combinator(W24)採択のスタートアップで、YCの企業ページではチーム規模5人・拠点ニューヨークとなっています(出典: Y Combinator)。日本のApp Storeでの評価は4.3(233件、2026年10月時点)。学生は学校メールの認証でPro・Maxが70%オフです。

向いている人:PCとスマホの両方で使いたく、年払いの価格を抑えたい人。

向いていない人:インターネットに接続できない環境(オフライン)で使いたい人。

4. Typeless — 整形・翻訳・編集まで声で

年払いで月$12(年$144≒約23,040円)、月払いは$30(約4,800円)です。12か月使う場合、年払いは月払いより$216(約34,560円)安くなります。

公式が説明する主な機能は、フィラーや繰り返しの除去、話の途中の言い直しを最終的な意図に合わせた修正、口頭のリストや手順の自動整形、文体・トーンの個人最適化、個人辞書です。ほかに、話した内容を指定した言語の文章にする翻訳(Translate)、選んだテキストを声で編集したり質問したりする機能(Ask anything)があります。対応OSはMac・Windows・Linux・iOS・Androidで、Linux版は2026年9月24日に初めて公開されました。1回の音声入力は最大9分です。

無料プランには注意が必要です。料金ページとヘルプは「週ごとの単語数制限」と説明するだけで、具体的な語数を書いていません(2026年10月20日確認)。2026年9月には週8,000語から週2,000語への変更が公式サイトで告知されていましたが、現在は掲載されていません。

運営はSimply CA LLC(米カリフォルニア州パロアルト)で、公式Aboutページでは、スタンフォード大学関係者向けのスタートアップアクセラレーターの支援を受けていると説明しています(出典: Typeless公式)。文字起こしはクラウドで処理しますが、公式のData Controlsは、音声を保存せず、音声入力データをモデルの学習に使わないと説明しています。評価は日本のApp Storeで4.5(1,015件)、Google Play(日本)で4.3(2,980件)です(2026年10月時点)。学生は学校メールの認証でPro 50%オフ(デスクトップ決済のみ)です。

向いている人:話し言葉を文章に整えるだけでなく、翻訳や文章の手直しも声で済ませたい人。Linuxを含む複数のOSで使う人。

向いていない人:月払いで短期間だけ使いたい人(月払いは$30で、年払いの2.5倍)。

詳しくはTypelessの料金と安く契約する手順で解説しています。

整形と翻訳を声で済ませるならTypeless

Typeless

年払いで月$12(約1,920円)。フィラー除去・言い直しの反映・翻訳に対応し、Mac・Windows・Linux・iOS・Androidで使えます。無料プランは週ごとの語数制限あり(語数は料金ページに記載なし)。

無料枠
週ごとの語数制限(語数は料金ページに記載なし)
料金
年払い $12/月(約1,920円・年$144)
月払い $30/月(約4,800円)
対応OS
Mac / Windows / Linux / iOS / Android
Typeless 公式サイトへ(新しいタブで開きます)

※現在このリンクに紹介報酬は発生していません(提携は申請中または申請予定・開示一覧)

5. Wispr Flow — 日本からは円建て。PCとスマホで使える

公式サイトのUSD表示は年払い月$12・月払い$15ですが、日本からアクセスすると料金ページは円建ての固定価格で表示されます。2026年10月15日に確認した日本向けの価格は、Pro月払い1,200円、年払い11,520円(月960円相当)でした。App Store(日本)のアプリ内課金もPro月額1,200円・年額11,500円です。公式ヘルプは、地域ごとに固定価格を設定していてUSDからの換算ではないこと、税は上乗せされず決済画面の表示額が最終請求額であることを説明しています。

無料プランは、PC(Mac/Windows)が週2,000語、スマホ(iPhone/Android共通)が週1,000語です。Proのトライアルは既定で14日間です。

公式トップページによると、入力できる場所ならどこでも使え、フィラーの除去、句読点の自動挿入、言い直しの反映(例:「5時…やっぱり6時」→6時)を行います。名前や専門用語を学ぶ個人辞書、声で呼び出す定型文(スニペット)、アプリ別の文体設定(フォーマル/カジュアルなど)もあります(公式ヘルプでは、文体の整形は英語の入力のみが対象)。2026年8月にはMac、9月にはWindowsで会議メモ機能「Notetaker」を公開し、無料プランでも週あたりの会議数に上限付きで使えます(会議の文字起こしは日本語を含む21言語に対応)。モデルの学習への利用は、設定の「Improve the model for everyone」をオフにすると止められます。

2026年8月17日には、シリーズBで2億8,000万ドル(評価額20億ドル、Menlo Ventures主導)を調達したと公式ブログで発表しました。公式サイトは「キーボードより4倍速い」と説明しています(同社の主張です)。ロゴ欄にはMicrosoft・Amazon・Notionなどが並びますが、見出しは「Used by professionals at」(その企業で働く人が使っている)で、企業としての正式導入を示すものではありません。セキュリティ面では、SOC 2 Type IIとISO 27001(いずれもA-LIGNによる監査・認証)を公式のPrivacyページに記載しています。日本のApp Storeでの評価は4.7(170件、2026年10月時点)です。

向いている人:PCとスマホの両方で使いたい人、円建てで支払いたい人。

向いていない人:WindowsのARM(Snapdragon)機やiPadで使いたい人(どちらも非対応)。

詳しくはWispr Flowの料金と評判の検証で解説しています。

PCとスマホで使うならWispr Flow

Wispr Flow

日本からは円建てで、Proは年払い月960円相当・月払い1,200円(2026年10月15日確認)。無料プランはPC週2,000語・スマホ週1,000語です。

無料枠
PC 週2,000語(スマホ 週1,000語)
料金
年払い 960円/月相当(年11,520円)
月払い 1,200円/月(いずれも日本からの円建て価格)
対応OS
Mac / Windows / iPhone / Android
Wispr Flow 公式サイトへ(新しいタブで開きます)

※現在このリンクに紹介報酬は発生していません(提携は申請中または申請予定・開示一覧)

6. Willow Voice — 無料版でも軽量モデルは無制限

年払いで月$12(約1,920円)、月払い$15(約2,400円)。Mac・Windows・iPhoneに対応しています(Androidは料金ページで「Coming soon」)。無料のBasicプランでも軽量モデル「Frontier Mini」は無制限で使え(Scribeは週20回まで)、Proにすると上位モデル「Frontier Pro」が無制限になり、長いディクテーションや文体の記憶にも対応します。

公式トップページによると、ホットキーを押して話すとカーソル位置に整形済みの文章が入るディクテーション、ラフな説明を文章に仕立てる「Willow Scribe」、メール・Slackなど用途に合わせた文体の調整、名前や製品名を覚える自動学習辞書があります。精度については「内蔵ディクテーションの3倍」とうたっていますが、これは同社の主張です。日本語の精度は編集部で実測を予定しています。

Y Combinator(2025年春バッチ)出身の企業です。ヘルプによると既定はPrivate Modeで、音声はサーバーに保存されず、履歴は端末内にだけ残ります。App Store(米国)の評価は4.6(1,065件、2026年10月時点)。学生・教育者・非営利団体などはProの割引があります(割引率は非公開)。

向いている人:まず無料で使い続け、必要になったらProに上げたい人。Mac・Windows・iPhoneを併用する人。

向いていない人:Androidで使いたい人。

7. VoiceInk — 買い切りで、標準は端末内処理

Mac版は買い切りで、Solo $25(Mac1台、約4,000円)/Personal $39(2台、約6,240円)/Extended $49(3台、約7,840円)。アップデート込みで14日間の返金保証が付き、7日間の無料トライアルもあります。動作環境はApple Silicon搭載Mac・macOS 14.4以降で、Intel Macには対応していません。iPhone/iPad版も公開されていますが、公式は「ベータ期間中は無料、その後は買い切り」と説明しており、Mac用のライセンスは使えません。

ソースコードはGitHubでGPL v3.0のもと公開されています(スターは約6,800、2026年10月15日時点)。文字起こしは標準では端末内で処理し、プライバシーポリシーは、任意のクラウドサービスを自分で有効にしない限りデータはMacの外に出ないと説明しています。自分のAPIキーでクラウド文字起こしを有効にした場合は、音声が選んだ提供元に送られます。安定版の最新はv2.21(2026年9月28日)で、修正内容から辞書を自動で学習する機能(v2.20)なども追加されています。

日本語で使う場合はモデル選びに注意が必要です。初期設定のParakeet V3は「英語と欧州言語」向けで日本語の記載がなく、公式ドキュメントで日本語を対応言語に挙げているのは、Cohere Transcribe・Nemotron Multilingual・SenseVoice Smallなどのローカルモデルです。

向いている人:Apple Silicon搭載Macで、サブスクを増やさず買い切りで完結させたい人。

向いていない人:Windowsユーザー、Intel Macの人。

8. Notta — 用途が違う「議事録・文字起こし」ツール

個人向けプレミアムは年払い¥14,220(月¥1,185相当)、月払い¥1,980です(いずれもWeb版・税込。App Store・Google Play経由は価格が異なる場合があります)。ここまでの7つとは目的が異なり、「自分が話して文章を書く」のではなく「会議を録って文字にする」のが目的なら、こちらが向いています。

無料プランは月120分までですが、1回の文字起こしは3分までで、3分を超える録音は全体の文字起こし結果を確認できません(公式ヘルプ)。プレミアムは月1,800分・1回5時間までです。2026年7月にはWindows・Mac向けの「Nottaデスクトップ」を公開しました(プレミアム以上で利用可)。公式は日本語・英語など58言語の文字起こしに対応と説明しています。

運営は日本法人のNotta株式会社(東京都千代田区)で、公式お知らせでは2025年12月にシリーズBで約23億円を調達したとしています(THE BRIDGEも報道)。公式は登録ユーザーが全世界で1,500万人以上、法人利用が5,000社以上と説明しています(同社の発表)。Google Play(日本)の評価は4.21(21,354件、2026年10月時点)です。

データの学習利用はプランで異なります。公式ヘルプ「AI学習について」によると、標準のプランでは、Nottaに音声認識エンジンを提供する国内のパートナー企業が、音声データと認識結果からランダムに抜き出したデータを音声認識エンジンの学習に使います。「AI学習なし」の環境はエンタープライズとビジネスPlusで提供され、AI要約などの機能にはどのプランでもデータを提供しないと説明しています。会議の音声という機密性の高い情報を扱うツールなので、契約前にプランごとの扱いを確認してください。

向いている人:会議・取材・インタビューの文字起こしが目的の人(音声入力とは別の用途)。

向いていない人:自分の文章を声で入力したい人(1〜7番目の音声入力ツールが向いています)。

なぜ今、こんなにツールが増えているのか

ここ1年ほどで、対応端末の拡大や大型の資金調達が相次いでいます。TypelessはWindows版(2025年10月)・iOS版(2025年12月)・Android版(2026年1月)を順にベータ公開し、2026年9月にはLinux版を出しました。Willow Voiceは2026年1月にWindows版、Aqua Voiceは2026年10月にAndroid版を公開しています。資金面では、Wispr Flowが2026年8月にシリーズBで2億8,000万ドルを調達したと発表し、Nottaも2025年12月にシリーズB(約23億円)を実施しています。

音声入力と議事録の境目も変わりつつあります。Wispr Flowは2026年8月に会議メモ機能「Notetaker」を追加し、反対にAI議事録のFireflies.aiは2026年9月に音声入力「Fireflies Talk」を発表しました(日本語対応は公式に明記されていません)。料金や無料枠の見直しも多く、Typelessが2026年9月に無料枠の縮小(週8,000語から週2,000語)を告知し、10月20日時点では料金ページに語数そのものを書いていないのもその一例です。今回紹介した8ツールの顔ぶれや料金は、半年後には変わっている可能性があります。この記事は定期的に見直します。

選び方のポイント

予算重視なら、年払いで月$6.25のHanaseru(日本語のみ)、日本からは円建てで年払い月960円相当のWispr Flow、年払いで月約$7.08のsuperwhisperから検討してください。年払い$144(約23,040円)のツールと比べると、Hanaseruは年間約11,000円、Aqua Voiceは約7,700円安くなります。

機能で比べるなら、翻訳や文章の手直しまで声で済ませたい人はTypeless、PCとスマホで使い、会議メモも残したい人はWispr Flowが候補です。両者の違いはTypelessとWispr Flowの徹底比較で詳しく解説しています。

音声を端末外に出したくないなら、ローカルモデルを選べるsuperwhisperか、標準で端末内処理のVoiceInk(Apple Silicon搭載Mac)を検討してください。

サブスク不要なら、VoiceInk(Mac版$25〜)かsuperwhisperの買い切りプラン($249.99)が選択肢です。詳しくは買い切りの音声入力ツールおすすめで比較しています。

まとめ

有料ツールは年払いならおおむね月1,000〜2,000円程度(1USD=160円換算)で、多くは無料枠や無料トライアルで相性を確認できます。いきなり年払いで契約せず、まず無料枠、次に月払いで1〜2か月、それから年払いへという順序が失敗しにくい選び方です。ただし、Typelessは月払いが年払いの2.5倍なので、月払いで試す期間は短めにするのが現実的です。

無料でどこまで足りるかの判断基準は無料で足りる人・課金すべき人の分岐点、全ツールの横断比較はAI音声入力ツール徹底比較14選をご覧ください。


この記事の情報について:料金・仕様は2026年10月15日時点で各公式サイト・公式ヘルプ・App Storeを確認したものです。円換算は1USD=160円(2026年10月時点の目安)で、実際の請求額はカード会社の為替レートと海外事務手数料で変わります。料金は変更される場合があるため、契約前に必ず公式サイトでご確認ください。誤りが判明した場合は訂正の方針に沿って訂正し、記事末尾に訂正履歴を残します。

よくある質問

有料ツールの中で一番安いのはどれですか?

公式サイトのUSD表示で年払い時の月額を比べると、Hanaseru($6.25)、superwhisper(約$7.08)、Aqua Voice($8)の順で、Typeless・Wispr Flow・Willow Voiceは$12です。ただしWispr Flowは日本から申し込むと円建ての固定価格になり、2026年10月15日の確認では年払い11,520円(月960円相当)でした。1USD=160円で換算するとHanaseruは月約1,000円なので、円で比べるとほぼ同じ水準です。

無料版と何が違いますか?

無料版は語数や回数に上限があったり(Typeless・Wispr Flow・Aqua Voiceなど)、使えるモデルが限られたり(superwhisper・Willow Voice)します。有料版では語数の上限がなくなり、上位モデル・精度強化・チーム機能などが加わります。なお、HanaseruとVoiceInkは無料プランではなく、期間限定の無料トライアルです。

サブスクを増やしたくない場合の選択肢は?

Mac版が買い切りのVoiceInk($25〜$49、Apple Silicon搭載Mac)と、買い切りプランのあるsuperwhisper($249.99。1ライセンスでMac・Windows・iPhone・Androidに使える)があります。VoiceInkはWindowsでは使えないため、Windowsで買い切りにしたいならsuperwhisperが候補です。

会議の文字起こしが目的なら、このリストのツールで良いですか?

目的によります。このリストの1〜7番目(Hanaseru〜VoiceInk)は「自分が話して文章を書く」音声入力ツールです。会議の録音・文字起こしが目的なら、8番目のNottaのような議事録向けツールが適しています。なお、Wispr Flowは2026年8月から会議メモ機能「Notetaker」(Mac・Windows)も提供しています。

複数のツールを併用するのはありですか?

できます。たとえば普段はクラウド型のツールを使い、機密情報を扱うときだけsuperwhisperのローカルモデルに切り替える、といった使い分けが考えられます。ただし費用が重なるため、まずは1つに絞って試すのがおすすめです。

Windows/Mac/スマホ、どれでも使えますか?

ツールによって異なります(2026年10月15日時点)。Mac・Windows・iPhone・Androidのすべてに対応するのはTypeless・Wispr Flow・Aqua Voice・superwhisperで、TypelessはLinuxにも対応します。Willow VoiceはMac・Windows・iPhone(Androidは準備中)、HanaseruはWindowsとApple Silicon搭載Mac、VoiceInkはApple Silicon搭載Mac(iPhone/iPad版はベータ)です。Wispr FlowはWindowsのARM機やiPadに対応していないなど細かな条件もあるため、契約前に公式の動作環境を確認してください。

年払いプランを解約したら返金されますか?

ツールによって異なります。2026年10月15日に公式で確認できた範囲では、VoiceInkは購入後14日間、superwhisperは公式サイトで購入した場合に初回購入から30日以内の返金に対応しています。Hanaseruは公式FAQでは「月額は返金不可・年額は購入から14日以内」、特定商取引法の表記では「開始から7日以内」と記載が食い違っています。Typelessは法令上必要な場合などに限られ(利用規約)、Wispr Flowは日割りの自動返金がなくサポートへの問い合わせ、Nottaは途中解約でも日割り返金なしです。App Store・Google Play経由の購入は各ストアの手続きになります。年払いの前に、無料枠や月払いで試すのが安全です。

訂正履歴

  • Aqua VoiceのAndroid版を「オフラインモードなし」としていましたが、公式のAndroid版ページの説明(文字起こしはサーバーで行うためインターネット接続が必要)に合わせて表現を改めました。
  • Typelessの無料枠を「公式の告知では週2,000語」としていましたが、2026年10月20日時点で公式サイトにその告知は掲載されておらず、料金ページとヘルプは「週ごとの単語数制限」とだけ説明して語数を記載していないため、記述を改めました。
  • Aqua Voiceの無料枠を「毎月付与されるかは公式に記載なし」としていましたが、公式の比較ページ(2026年10月6日更新)に「累計1,000語の試用枠で、毎週更新される枠ではない」と書かれていたため、記述を改めました。