音声入力で句読点・改行を入れる方法 Windows/Mac/iPhone/Android別
記載の料金・仕様はこの日に公式サイトで確認したものです(検証ポリシー)
この記事の要点
- Windows 11で
自動で 入れる - Win+H→歯車→
「自動句読点」を オン - Macで
自動で 入れる - 「システム設定」
→ 「キーボード」 → 「音声入力」で 「自動句読点」を オン - iPhone・iPadで
自動で 入れる - 「設定」
→ 「一般」 → 「キーボード」 → 「自動句読点」を オン - Android
(Pixel 6以降)で 自動で 入れる - Gboardの
設定→ 「音声入力」 → 「高度な 音声入力機能」を オン - 手動で
「。」 「、」を 入れる - Windowsは
「句点」 「読点」、 Gboardは 「くてん」 「とうてん」 - フィラーや
言い直しも 整えたい - AI
音声入力ツールが 選択肢 (Wispr Flow・Typeless)
手動コマンドは
目次7項目
音声入力を使い始めて最初につまずくのが、「、」「。」と改行です。話した内容は文字になるのに句読点が入らず、あとから手で直すことになる——これでは時短になりません。
この記事では、各社の公式ヘルプで確認できたOS別の入れ方と、手動コマンドより自動句読点をすすめる理由を解説します。
OS別・句読点と改行の入れ方
| OS | 起動方法 | 「。」と「、」 | 改行 | 自動句読点 |
|---|---|---|---|---|
| Windows 11 | Win + H |
「句点」「くてん」/「読点」 | 「改行」「次の行」「新しい段落」 | あり(歯車→「自動句読点」。対応言語は公式に明記なし) |
| Mac | マイクキー、または「音声入力」のショートカット | 公式の一覧に日本語の言い方なし | 「次の行」(段落は「次の段落」) | あり(日本語に対応) |
| iPhone / iPad | キーボードのマイクボタン | 公式の一覧に日本語の言い方なし | 「改行」「新しい段落」 | あり(日本語に対応) |
| Android(Gboard) | キーボードのマイクアイコン | 「くてん」「まる」/「とうてん」 | 「あたらしいぎょう」(段落は「あたらしいだんらく」) | Pixel 6以降の「高度な音声入力機能」で対応 |
※出典は、WindowsがMicrosoftサポート、MacとiPhone/iPadがAppleのユーザガイド(Mac・iPhone)です。Androidの言い方は、Googleの公式サイトandroid.comの解説記事(Android スマホで Gboard の音声入力を使いこなそう!。2024年11月公開、Pixel 8・Android 14で確認と記載)によるもので、Gboardのヘルプ本体には日本語の言い方の一覧がありません。端末やバージョンによって動作が異なる場合があります。
Macの音声入力のショートカットは「キーボード」設定で選べます(例:「Fnキーを2回押す」)。Mac・iPhone・iPadの公式コマンド一覧は「ピリオド」「カンマ」「感嘆符」のような記号の名前で書かれていて、日本語で「。」「、」を入れる言い方は載っていません。
手動コマンドより自動句読点をすすめる理由
句読点コマンドは、ふつうの言葉と同じように話して入力します。そのため、同じ読みの単語と取り違えられる可能性があります。たとえば読点の「とうてん」は「当店」と、句点の「まる」は「丸」と同じ読みです。文脈によっては、音声認識がコマンドではなく単語として扱うことがありえます。
もうひとつの理由は、上の表のとおり、Mac・iPhone・iPadの公式コマンド一覧には、日本語で「。」「、」を入れる言い方が載っていないことです(改行の「次の行」や記号の「感嘆符」などは載っています)。「。」「、」をどの言い方で入れられるかを探るより、自動句読点に任せるほうが手間がかかりません。
そこで、次の順に対処するのが合理的です。
- 自動句読点をオンにする(コマンドを言う回数を減らせる)
- 入らなかった箇所やずれた箇所は、話し終えてからまとめて手で直す
- それでも手直しが多いなら、話し言葉を整形するAI音声入力ツールを検討する
自動句読点の設定場所
Windows 11
Win+Hで音声入力を起動- 音声入力ポップアップの歯車アイコンをクリック
- 「自動句読点」をオンにする
Microsoftの公式ヘルプは、自動句読点を「話した内容に基づいて句読点を自動で挿入する」機能と説明していますが、自動句読点の対応言語は明記していません。日本語で句読点が入らない場合は、表の「読点」「句点」で入れてください。Windows 11の音声入力はAzure Speechを使ったオンライン音声認識なので、インターネット接続が必要です。間違って入った語句は「それを削除」と言うと消せます(公式の日本語コマンド)。
なお、Copilot+ PCの「流動ディクテーション」は話しながら句読点やつなぎ言葉を自動で直す機能ですが、公式の対応言語は英語ロケールのみで、日本語は対象外です。
Mac
「システム設定」→「キーボード」→「音声入力」で、「自動句読点」をオンにします。
Appleのユーザガイド(macOS 27)は、対応する言語ではカンマ・ピリオド・?マークが入力中に自動で入ると説明しています。Appleの機能対応表(macOS Golden Gate)では、日本語(日本)も自動句読点の対応言語です。改行は「次の行」(Returnキー1回分)、段落は「次の段落」(Returnキー2回分)と言います。
iPhone / iPad
「設定」→「一般」→「キーボード」→「自動句読点」をオン。同じ画面の「音声入力を有効にする」もオンにしておきます。
Appleの機能対応表では、iOS・iPadOSでも日本語は自動句読点の対応言語です。改行は「改行」「新しい段落」と言います(公式のコマンド一覧では「次の行」「次の段落」)。音声入力は「音声入力を停止」と言うか、30秒間話さないと自動で止まります。
iOS 27・macOS 27で加わったApple Intelligenceの高度な音声入力(句読点や大文字小文字の扱いを改善する機能)は、Appleの機能対応表では英語のみで、日本語は対象外です。
Android(Gboard)
Google Pixel 6以降(Pixel Fold・Pixel Tabletを含む)では、「高度な音声入力機能」をオンにすると、話した内容に合わせて句読点が自動で入ります。公式ヘルプの対応言語に日本語が入っています。
- 入力欄をタップしてGboardを表示
- キーボード上部の設定アイコン →「音声入力」
- 「高度な音声入力機能」をオン(句読点の自動追加は「句読点を自動的に追加」でオン・オフ)
Pixel 11シリーズには、Geminiを使った「AI音声入力」もあります。公式ヘルプでは、つなぎ言葉の削除や文法・句読点の整形まで行う機能と説明されていて、対応言語に日本語が入っています。すべての機能を使うにはインターネット接続が必要で、使用量には上限があります(上限の数値は非公開)。
Pixel以外のAndroid端末について、Gboardのヘルプは「さまざまなフレーズで句読点を追加できる」「一部の言語では句読点を追加できない場合がある」と説明するのみで、自動句読点が標準で使えるかは確認できませんでした。その場合は表の言い方で入れてください。
AI音声入力ツールはフィラーや言い直しまで整える(公式の説明)
Windows・Mac・iPhoneの自動句読点は、句読点を入れるところまでの機能です。「えー」「あの」といったフィラーや言い直しまで整えたい場合は、AI音声入力ツールが選択肢になります。
- Wispr Flow: 公式サイトで、話しながらフィラーを取り除き、句読点を加え、文章を整形すると説明しています。「5時…やっぱり6時」のような言い直しは、最終的な「6時」だけを残すとしています。
- Typeless: 公式サイトで、フィラーの自動削除、話の途中の言い直しを最終的な意図に合わせて反映、口頭で話したリストや手順の整形を行うと説明しています(公式サイトに句読点についての個別の記載はありません)。
句読点コマンドを言わずに済むのは、OSの自動句読点も同じです。AI音声入力ツールとの違いは、フィラーや言い直しまで整えるかどうかです(各社の公式サイトの説明による)。
ただし、日本語での句読点の位置や精度は、編集部ではまだ実測していません。日本語精度のベンチマークは手順を公開したうえで準備中です。どちらも無料プランがあるので(Wispr FlowはPCが週2,000語・スマホが週1,000語まで。Typelessは週ごとの語数制限があり、料金ページに語数の記載はありません)、自分の文章で試してから判断してください。
フィラー除去と句読点の追加を自動で行うAI音声入力
Wispr Flow
Wispr Flowは公式サイトで、フィラーを取り除き、句読点を加え、文章を整形すると説明しています。無料プラン(PCは週2,000語、スマホは週1,000語)で、手元の文章を試してから判断できます。
- 無料枠
- PC 週2,000語(スマホ 週1,000語)
- 料金
- 年払い 960円/月相当(年11,520円)
月払い 1,200円/月(いずれも日本からの円建て価格) - 対応OS
- Mac / Windows / iPhone / Android
※現在このリンクに紹介報酬は発生していません(提携は申請中または申請予定・開示一覧)
それでもうまくいかないとき
症状:句読点が多すぎる/少なすぎる 自動句読点がどこに句読点を入れるかの判定基準は、各社とも詳しく公開していません。数や位置が合わないときは、話し終えてからまとめて直すのが確実です。Windowsなら、直前の語句を「それを削除」で消せます。どうしても合わない場合、WindowsとAndroidでは、自動句読点をオフにして表の手動コマンドに切り替える方法もあります(Mac・iPhone・iPadは公式の一覧に「。」「、」の日本語の言い方がありません)。
症状:改行や箇条書きが勝手に入る AI音声入力ツールの自動整形による可能性があります。Typelessは口頭で話したリストや手順を自動で整形すると公式に説明しており、Wispr Flowも文章の整形を行うとしています。話した言葉をなるべくそのまま残したい用途には、整形を前提としないOS標準の音声入力や文字起こしツールのほうが目的に合います(違いは音声入力・文字起こし・AI議事録の違いで解説しています)。
症状:記号(!?「」)が入らない 公式ヘルプで確認できた言い方は次のとおりです。
- Windows 11: 「感嘆符」「びっくりマーク」で「!」、「疑問符」「はてなマーク」で「?」、「かぎかっこ開く」「かぎかっこ閉じる」で「」
- Android(Gboard): android.comの解説で、「びっくりまーく」「はてなまーく」「かぎかっこ」「かぎかっことじ」
- Mac・iPhone・iPad: 「感嘆符」のように記号の名前を言う(絵文字は「ハートの絵文字」のように名前を言う)
それでも入らない記号は、音声で下書きを作ってから手で補うと確実です。
関連記事
OSごとの音声入力の使い方は、Windows 11・Mac・iPhone・Android(Gboard)の各ガイドで解説しています。
句読点以外の精度の問題は、音声入力の精度を上げる12のコツにまとめています。固有名詞が化ける場合は固有名詞の誤変換を減らす方法を、同音異義語で困っている場合は同音異義語の対策をご覧ください。
ツール選びはAI音声入力ツール徹底比較から。
この記事の情報について:OSごとの設定項目とコマンドは、2026年10月15日にMicrosoftサポート(Windows 11の音声入力)、Appleのユーザガイド(macOS 27・iOS 27)と機能対応表、GoogleのGboardヘルプとPixelヘルプ、Googleの公式サイトandroid.comで確認した内容です。TypelessとWispr Flowの機能・無料プランは、同日に各社の公式サイトで確認しました。OSやアプリのアップデートで名称や場所が変わることがあります。誤りが判明した場合は訂正し、記事末尾に履歴を残します(訂正の方針)。お問い合わせ窓口は現在準備中です。
よくある質問
音声入力で句読点を入れるにはどう言えばいいですか?
OSによって異なります。Windows 11の音声入力は、Microsoft公式の一覧で「句点」「くてん」が「。」、「読点」が「、」です。Android(Gboard)は、Googleの公式サイトandroid.comの解説で「くてん」「まる」が「。」、「とうてん」が「、」と案内されています。Mac・iPhone・iPadは、Appleの公式ヘルプに日本語で「。」「、」を入れる言い方が載っていません。日本語は自動句読点の対応言語に入っているので、自動句読点を使うのが確実です。
音声入力で改行するには?
公式ヘルプに載っている言い方は、Windows 11が「改行」「次の行」「新しい段落」、Macが「次の行」(段落は「次の段落」)、iPhone・iPadが「改行」「新しい段落」(公式のコマンド一覧では「次の行」「次の段落」)です。Android(Gboard)は、Googleの公式サイトandroid.comの解説で「あたらしいぎょう」(段落は「あたらしいだんらく」)と案内されています。
「とうてん」と言ったのに「当店」と表示されます。
「とうてん」は「当店」と同じ読みなので、音声認識が句読点のコマンドではなく単語として扱った可能性があります。対策の基本は、自動句読点をオンにしてコマンドを言う回数そのものを減らすことです。Windowsの音声入力では、直前に入った語句を「それを削除」と言って消せます(Microsoft公式の日本語コマンド)。
自動句読点はどこで設定できますか?
Windows 11は音声入力ポップアップの歯車アイコンから「自動句読点」(自動句読点の対応言語は公式に明記されていないため、日本語で入らない場合は「読点」「句点」と話します)、Macは「システム設定」→「キーボード」→「音声入力」の「自動句読点」、iPhone・iPadは「設定」→「一般」→「キーボード」→「自動句読点」で切り替えます。AndroidはPixel 6以降の「高度な音声入力機能」で句読点が自動で入り、Gboardの設定→「音声入力」→「句読点を自動的に追加」でオン・オフできます。Pixel以外のAndroid端末で自動句読点が標準で使えるかは、公式ヘルプでは確認できませんでした。
AI音声入力ツールなら句読点の操作は不要ですか?
句読点コマンドを言わずに済む点は、OSの自動句読点も同じです。AI音声入力ツールとの違いは、フィラーや言い直しまで整えるかどうかです。Wispr Flowは公式サイトで、話しながらフィラーを取り除き、句読点を加え、文章を整形すると説明しています。Typelessは公式サイトで、フィラーの削除、話の途中の言い直しの反映、口頭で話したリストや手順の整形を自動で行うと説明しています(公式サイトに句読点についての個別の記載はありません)。日本語での句読点の精度は、編集部ではまだ実測していません(日本語精度ベンチマークは準備中)。無料プランで手元の文章を試してから判断してください。
「!」「?」やかぎかっこを音声で入れられますか?
Windows 11は「感嘆符」「びっくりマーク」で「!」、「疑問符」「はてなマーク」で「?」、「かぎかっこ開く」「かぎかっこ閉じる」で「」が入ります(Microsoft公式)。Android(Gboard)は、android.comの解説で「びっくりまーく」「はてなまーく」「かぎかっこ」「かぎかっことじ」と案内されています。Mac・iPhone・iPadは、公式ヘルプで「感嘆符」のように記号の名前を言う方法が案内されています。
訂正履歴
- Typelessの無料枠を「公式の告知では週2,000語」としていましたが、2026年10月20日時点で公式サイトにその告知は掲載されておらず、料金ページとヘルプは「週ごとの単語数制限」とだけ説明して語数を記載していないため、記述を改めました。